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大和の外債ハイパーマップ その2

ダイワの外債ハイパーマップでは債券の売却単価が表示されます。ログインしないと表示しないという点は不満ですが、販売単価と売却単価を事前に提示するいう(当たり前の)サービスに踏み込んでくれたという点では評価できると思います。それでは実際にどの程度のスプレッドが発生するのか見て行きたいと思います。

米ドル建てゼロクーポンのスプレッドは?

まずは同一銘柄で償還年度別のスプレッドを、取り扱い数の多い米ドル建てゼロクーポンで比較してみました。(2008/8/8時点)

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米ドル建てゼロクーポンのスプレッドはだいたい1~1.2ぐらいで、償還1年前ぐらい前から急速に縮小しています。これは他の銘柄でも似たような結果となりました。もっとサンプル数がほしいところですが、償還直前にはさらにスプレッドが縮小するんじゃないかなと思います。私は想像してたよりも意外と安いなと感じました。スプレッド率で考えると残存期間が長いほど割高となりますね。米財務省発行のストリップス債は高格付けで流通量も多いので、この1~1.2というスプレッドは他の銘柄と比較するさいの基準値になると思います。

スプレッドは格付けや流動性で変動する

ストリップス債以外の米ドル建て債券やユーロ、豪ドル、NZドル建て債券を一部抜粋してみました。(2008/8/8時点)

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まずユーロのスプレッドは5銘柄とも1.2となっています。ちょっとサンプル数が少ないですが、ほぼ米ドルと同等と考えてよいでしょう。豪ドルの最大スプレッドは1.4、NZドルで1.6と、米ドルやユーロに比べると高金利通貨はややスプレッドが広がっています。ここらへんは為替手数料と似ていますね。また同一通貨であっても銘柄によってスプレッドが異なっています。格付けの低いものや、流動性の低い債券などはスプレッドも高くなるようです。

同じ外債なら一番安い証券会社で買いたい

おまけとして米ドル建てゼロクーポンの販売単価を他の大手証券と比較してみました。(2008/8/8時点)

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前回調査したときには「三菱UFJの単価は一日遅れで表示される」ということに気づかなかったのですが、今回はバッチリ日付をあわせて比較してみました。大和と野村は同じぐらいの単価、三菱UFJが若干高いといった感じです。(単価と利回り表示が各社ちょっとずれてます。) ほんとはネット証券との比較もしてみたいのですが、なかなか同じ銘柄を扱っていないので難しいです。私の予想では大和-三菱UFJ以上に、大手証券とネット証券の単価には大きな開きがあると思っています。ポアンカレ予想ならぬ桃太郎予想ですが、いつか証明したいと思いますw

外債ハイパーマップは強力な投資ツール

これまで外債ハイパーマップを使って債券単価のスプレッドを見てきましたが、債券は証券会社との相対取引なので売却単価も証券会社が日々決めています。つまり今まで技術的に売却単価を表示できなかったのではなく、表示しなかっただけなのです。

今まで証券会社が売却単価を表示してこなかった理由としては

  • システム改修にお金をかけたくない
  • 表示しなくても売れるから
  • 他社と比較されたくないから

辺りではないかと勝手に邪推してみます。私は約款や販売資料などを熟読する方ですが、債券単価のスプレッドについて明示している証券会社などみたことありません。(ちなみにスプレッド抜くのがけしからん!と言ってるわけはないですよ)

そういった意味では外債ハイパーマップの売却単価表示は、不透明な外債単価に対して風穴をあけた画期的なサービスだと思います。

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