- Date:2007/11/14
- Category:投資信託
- Tag:グローバル・ソブリン,ハッピークローバー,信託報酬
最近の投信信託販売額を見ると外国債券型が人気のようです。やはり株安の影響もあるのでしょうか、債券型は株式型に比べてパフォーマンスは落ちますが、安定的なリターンを求めるならうってつけのアセットクラスだと思います。
今回は外国債券型で売れ行き№1のグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)のパフォーマンスを、他の外債ファンドと比較してみたいと思います。
比較するファンドは同じく毎月分配型のハッピークローバーです。
主な諸元は以下の通りです。
■グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)
純資産:5,586,008 百万円
購入手数料:0%
信託報酬:年率1.31%
信託財産留保額:0.5%
■DIAM 高格付インカム・オープン(毎月決算)『愛称 : ハッピークローバー』
純資産:938,720 百万円
購入手数料:0.52%(オリックス信託)
信託報酬:1.05%
信託財産留保額:0.2%
ハッピークローバーの設定日は2003/7/15で、分配金は設定来4285円になります。昨日の基準価額で分配金を加味したトータルリターンは約44.16%、年平均利回りで約7.08%となります。一方のグローバル・ソブリン・オープンですが2003/7/15時点の基準価額が8427、分配金は2003/7/15以降2080円となります。昨日の基準価額で分配金を加味したトータルリターンは約18.9%、年平均利回りで約4.36%となります。
分かりやすいようにグラフで比較してみました。(比較するためにグローバル・ソブリン・オープンの2003/7/15時点の基準価額を10000と換算しています)
改めて比較してみるとグローバル・ソブリン・オープンのパフォーマンスの悪さが再認識できると思います。なぜここまでパフォーマンスに開きが出るのか考察してみました。
まず信託報酬の違いがあげられると思います。グローバル・ソブリン・オープンの信託報酬は1.3%と、債券ファンドの中ではかなり高い部類に入ります。たかだか数%の違いでも、長期投資となれば信託報酬の影響は無視できません。インデックスファンドであればなおさら信託報酬に気をつけなければいけません。
次にグローバル・ソブリン・オープンのポートフォリオ構成を見ていくと、約27%が円債となっているのが分かります。運用報告書を見るとデュレーションが6.11、平均終利1.28%となっています。外債ファンドといいながら約1/3が円債で運用しているわけですね。
じゃあ円高になったときに円債が含まれていたほうが価格変動が抑えられていいじゃないかと思うかもしれませんが、ファンドで円債を保有するということは、常に信託報酬がかかるということを忘れてはいけません。つまり外貨保有分と同じく円貨保有分にも信託報酬がかかるのです。分かりやすくいうと5年ものの円定期1.28%に口座管理料として年1.31%払っているのと同じことです。これならファンドとは別に円定期を自分で組んだほうがよっぽど効率は上がります。ちなみにハッピークローバーの円保有率は2%となっています。
私がどちらかを購入するとしたら、ハッピークローバーを選択するでしょう。









